お米の栄養素

 

 

 

 

 

 

 

みなさん、お米のよさを知っていますか?

 

お米は三大栄養素でもある炭水化物をふんだんに含み、そのほかたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維とバランスの良い食べ物です。


最近ではお米に栄養が無いと思われたり、太る原因として間違った認識をされていることも多いみたいです。


そんなことはありません!そういった誤解を解きながら、お米の良さを再認識していきましょう。

 

 

◆炭水化物はカラダに必要!?

 

炭水化物は体内に吸収されるとブドウ糖という糖に分解され、筋肉や脳などのエネルギーとして消費されます。  

ここで筋肉と脳の身体組織で全く異なる点があります。

筋肉はブドウ糖以外の三大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)をエネルギーとして使用できるのに対し、脳はブドウ糖のみしか使用できません。

 

特に何かをするというわけでもなく日常生活をすごすだけでもブドウ糖は消費されていきます。

ブドウ糖と一緒にビタミンB1も摂取することで、糖質の代謝を高めて、疲労物質の蓄積も防止してくれます。


このことから頭を使う学生さん、社会人の人にとっては必要不可欠な栄養素になります。


頭がすっきりせずボーっとしている方、集中力、記憶力が低下している方、炭水化物不足じゃありませんか?

 

 

実はヘルシーなお米  

 

お米は炭水化物の中でもパンやイモ類と比較すると腹持ちもよく低カロリーであり、脂肪燃焼効果もあります。またパンと比較しても脂質も少ないです。


お米の炭水化物でもあるでんぷんはアミロースとアミロペクチンの2種類で構成されています。

 

そのアミロースは難消化性のでんぷん質であり、ゆっくりと消化され体内に吸収されます。

そのためゆっくりと血糖値が上昇するため、臓器への負担が軽減されます。


パンの主成分である小麦粉や砂糖は体内に吸収されやすく、血糖値が急上昇、急低下しますl。

そのため臓器への負担も大きく、糖尿病などのリスクも出てきます。


また、パンはバターやマーガリンを含むため、脂質も大量に摂取することになります。


またお米の温度が低ければ低いほど消化速度もおそくなります。

冷えたおにぎりはダイエットに最適な食事とも言えます。

 

 

◆あまり知られていない!?必須アミノ酸も豊富です  

 

お米の栄養素は炭水化物のみ、と誤解している人も多いようですが、タンパク質も豊富に含んでいます。

タンパク質は私たしの筋肉や血液、内臓、髪の毛、爪などを作る大切な栄養素です。タンパク質は約20種類のアミノ酸が結合して出来たものです。

 

約20種類のアミノ酸のうち、体内で合成できない9種類のアミノ酸を必須アミノ酸といいます

食材ごとに必須アミノ酸がどれだけタンパク質に含まれているのかを100点満点であらわしたのをアミノ酸スコアといいます。そのスコアが100点に近く、高ければ高いほど必須アミノ酸がバランスよく含まれていることになります。

肉類らの100点に対し、お米が65点、小麦が44~38点となっております。お米が65点と少し低くなっています、それはリジンという必須アミノ酸が不足しているからです。リジンが多く含まれる食材は納豆だったりマグロの赤身などです。

 

お米のおかずとして納豆やマグロの赤身と組み合わせることでリジンの不足を補いアミノ酸スコアが100に近づけることが可能になります。

昔ながらの和食をおかずと一緒にお米を食べることで必須アミノ酸を効果的にとることが可能となります。

 

余談になりますが低糖質ダイエットが巷で流行っております。

短い期間で言えば摂取するエネルギーが減りますので一時的に体重が減ります。

 

例えばお米を食べなくすることで摂取エネルギーが少なくなり一時的には体重が下がりますが、体内ではエネルギー不足状態になりますので、

体内ではタンパク質を分解しエネルギーへと変換させます不足分のエネルギーの補填を行います。

 

その結果筋肉量が少なくなり、基礎代謝も低下し、長期的にみますとやせずらい体質へとなります。

お米をきちんと食べて、エネルギーとタンパク質を摂取することで活動的になり、美容にも効果があります。

育ち盛りの年代での低糖質ダイエットは成長の妨げにも、美容の大敵でもあります。

 

お米とバランスのとれたおかずをキチンと食べるとが学力向上、筋肉の発達、美しい肌や髪の近道であります。